銚子マリーナブログ

Heading to the Pacific coast for the weekend.

ポイントレース第5戦を振り返って

ポイントレース第5戦は10月16日の日曜日に行われました。
ポイントレースの案内にもアップしますが、マリーナ日記の方にもアップします。



10月16日 第5戦を終わって

レース参加艇の皆様、第5戦は初参加の挺を含め10艇の参加がありました。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

第5戦を振り返ってみると、ルール上の問題が顕著に現れたレースだったといっていいかなと思います。


COCポイントレースの復活とともに第一に掲げたのは「安全第一」であり、全くのレース初心者でも参加してみようと思えるレースであること。以上2点を柱として復活しました。

復活にあたり大きなルールのみ決めるという決定に至りました。

それは

1:他船には近づかない
2:優先権は海上衝突予防法に合わせる

この2つです。

ヨットレースには細かなルールがたくさんありますが、まずは「レースを楽しめること」
「初心者でも参加できる雰囲気のレースであること」の2つを大前提にすることで
「他船に近づかない」・「衝突予防法に合わせる」だけにしました。



何度かレースをするうちに参加艇の操船スキルはめきめき上達してますよね。
レースのスタートなんて、初戦ではスタートを切るのに5分〜10分かかっていたのが最近ではすべての艇が数分以内にスタートを切っていきます。
それはマーク回航も同じです。いつも本部艇に乗っているので近くで見てるわけではありませんが、双眼鏡越しに凄いなあと感心しております。


みんなが上手になってくると、スタート時の優先権・回航時の優先権など、ヨットレースのルール
とマリーナローカルルールには大きな違いが生じてきます。
今回の第5戦はローカルルールですから、大きな2つのルールしかありません。

1:他船には近づかない
2:優先権は海上衝突予防法に合わせる


なので、レースとなると夢中にもなるし熱くもなりますが、まずは1番2番です。
レースと名前がついている以上矛盾することですが、お先に行かせて、後ろから抜き去るなんて
カッコイイじゃないですか。相手は敵ではなくて、みんなCOCの仲間ですから!


私にも経験がありますが、ローカルレースであっても熱くなると船同士で権利の主張を大声でやり取りしますね。みんなわかってるならそれでもいいんです。同程度のスキルにより、ルールの熟知度により、参加艇が皆わかっている場合ならばいいんです。
でも、大声の主張し合いがその船の性格に合わず1度の出場でレースをやめてしまう艇もいて残念な思いをたくさんしました。



このような経験から、COCポイントレースは初心者参加型であり、長く続けることによって操船スキルも自然と上がってゆく。もっとレースに特化したくなったら外のレースにエントリーするといった選択肢もあります。そのなかで、大きなルールだけのローカルレースもあっていいのではないかと思います。



これから先、ある程度ルールはルールとしてスタート時と回航時だけでもレースルールを習得することは(知識として)大切だと思っています。そして、本当の?ルールはこうだけどマリーナのポイントレースにあっては「これがマリーナルール」として遊んでいただけたら良いなと思います。


ローカルルール縛りだと、みんな2番ルールにより右側エンドに集まってくるんじゃないかという接触事故を心配しなければなりません。これはスキルアップした証拠だと思うのです。

でもでも、1番ルールにより「常に見張りを」の精神で他船を注意深く確認しておく必要がありますからどのルートで帆走するかを瞬時に決める習慣が身につくと思います。最高じゃないですか?
他船に近寄らないようにスタート・回航をするには
どのルートを帆走するか、操船技術もセールトリムも必要ですから、こちらも最高です!

COCポイントレースはこれからも安全第一と楽しいレースを目指します。